習慣を整えれば、人生が整う。
こんにちは。
元料理人、元電気工事士のシバゲンです。
休日なのに、休めない。
何もしていないと落ち着かない。
「何かやらなきゃ」と焦ってしまう。
僕も料理人時代、そんな状態でした。
休みの日でもデザートを試作したり、お店へ行ったり。
昼からビールを飲むことにも、なぜか罪悪感を覚えていました。
今振り返ると、休めなくなったのではなく、休んではいけないと思い込んでいたのかもしれません。
今日は、働きすぎて休日の過ごし方まで変わってしまった頃の話を書きます。

電気工事士の頃は、休日を楽しめていた
電気工事士として働いていた頃は、完全週休二日制でした。
GWやお盆、年末年始もしっかり休みがあります。
休日になれば、BBQへ行ったり、キャンプへ行ったり、海へ出かけたり。
友達と予定を合わせて遊ぶことも、ごく当たり前でした。
そして何より、休みの日は仕事のことをほとんど考えていませんでした。
休日は休日。
仕事は仕事。
自然と気持ちを切り替えられていたんです。
今振り返ると、それは当たり前ではなく、とても恵まれた環境だったんだと思います。
でも、その当たり前は29歳で飲食業に転職してから、大きく変わりました。
飲食業に転職して、生活が一変した
29歳で飲食業に転職してから、毎日は一変しました。
完全週休二日制だった生活が、週1日の休みになりました。
でも当時の僕は、それほど不安はありませんでした。
「1週間に1日休みがあれば十分」
本気でそう思っていたからです。
料理が好きでしたし、新しい世界に飛び込めることの方が楽しみでした。
でも、実際はそんなに甘くありませんでした。
休みが1日になったことよりも、
仕事が終わっても、仕事から頭が離れなくなったこと。
それが一番大きな変化でした。
1日14〜16時間労働が当たり前になっていた
僕が働いていたのは個人店でした。
週1日休み。
連休は月に1回。
GWやお盆、年末年始といった大型連休もありません。
世間が連休を楽しんでいる頃も、僕はほぼ毎日仕事でした。
しかも、決まった休憩時間はありません。
一日に長く休めた日でも30分ほど。
平均すると15分くらいだったと思います。
朝から夜まで、一度も休憩が取れない日も珍しくありませんでした。
気づけば、1日14〜16時間働くことが当たり前になっていました。
でも当時は、それが特別大変だとは思っていませんでした。
「料理人なら、これくらい当たり前」
そう思っていたからです。
ただ、一つだけずっと焦っていたことがありました。
「もっと早く成長しないと」
その気持ちです。
当時、社員は僕一人でした。
比べる相手はオーナーしかいません。
毎日オーナーの背中を見ながら、
「早くこの人のようにならなければ」
そう思い続けていました。
だから、「ここまででいい」と思えた日は、一度もありませんでした。
営業中に料理の勉強ができる時間は、ほとんどありません。
当時は今のようにYouTubeで料理を学べる時代でもありませんでした。
休日になると本屋へ行き、料理本を何冊も買う。
家でデザートを試作する。
お店へ行って、新作を作る。
全部、自分の時間と、自分のお金を使っていました。
でも当時は、それが当たり前でした。
料理人として成長するには、自分の時間を使って学ぶしか方法がないと思っていたからです。
今振り返ると、休憩時間も休日も、仕事になってしまった理由はそこにあったのかもしれません。
感覚がバグってきた
そんな毎日を続けていると、少しずつ感覚がバグってきました。
せっかくの週1回の休みなのに、
「今日はランチのメニューを考えなきゃ」
「新作のデザートを試作しなきゃ」
休みの日でも、仕事のことばかり考えていました。
家で新作のデザートを作る。
休日なのに、お店へ行って試作をする。
料理本を何冊も買って勉強する。
外食へ行けば、「おいしかった」で終わることはありません。
「このソースはどう作っているんだろう」
「この盛り付けは真似できないかな」
気づけば、全部が勉強になっていました。
休みの日に仕事をするということは、本来なら与えられた時間だけでは足りていないということです。
でも当時の僕は、それをおかしいとは思いませんでした。
「もっと成長しないと」
「休んでいる場合じゃない」
その気持ちの方が、ずっと強かったからです。
今振り返ると、あの頃の僕は休みの日まで仕事をしていたというより、
休むことを、自分に許せなくなっていたのかもしれません。
休日なのに、休めなくなっていた
その生活を何年も続けていると、少しずつ休日の過ごし方まで変わっていきました。
朝起きた瞬間、
「やっと休みだ」
そう思う反面、
「もう明日から仕事か」
そんなことを考えていました。
週に一度しかない休みだからこそ、時間がとても早く感じたんです。
昼まで寝てしまった日は、
「あぁ、やってしまった」
せっかくの休みを無駄にしたような気持ちになりました。
15時、16時、17時。
夕方になるにつれて、
「もう明日から仕事か」
そんなことばかり考えていました。
オーナーや常連さんから連絡が来ることもあったので、休みの日でもスマホが鳴らないか気になっていました。
何もしていないと落ち着かない。
「何かやらないと」
「時間を無駄にしている気がする」
「休むことに罪悪感がある」
そんな毎日が、いつの間にか当たり前になっていました。
昼からビールを飲むことにも、罪悪感を覚えた
どれだけ毎日自分の時間を削っても、
「もっとやらなきゃ」
その思考は、少しずつ自分の中に染み付いていきました。
そして、いつの間にか昼からビールを飲むことにも罪悪感を覚えるようになっていました。
これは料理人を辞めた今でも、完全には抜けていません。
前日の夜には、
「明日は昼からビールを飲もう」
そう思うことがあります。
でも、当日になると飲めないんです。
冷蔵庫には冷えたビールがあります。
誰にも怒られません。
誰にも迷惑をかけません。
それでも、
「今日はまだやれることがあるんじゃないか」
そんなことを考えてしまいます。
結局、そのまま一日が終わることも少なくありません。
昔は、
「昼からビールを飲んだら、一日が終わってしまう」
本気でそう思っていました。
だから休みの日でも、勉強をしたり、料理をしたり、仕事のことばかり考えていたんだと思います。
今振り返ると、それは意志が強かったわけではありません。
頑張りすぎた結果、休むことに罪悪感を持つようになってしまった。
ただ、それだけだったのかもしれません。
飲食業を離れて、少しずつ変わってきた
料理人を辞めて、2年ほど経ちます。
少しずつですが、自分の中で変わってきたことがあります。
自分を許せるようになってきたことです。
今まで自分で決めていた約束ごとを、少しずつ解除しています。
外食でラーメンを食べてもいい。
夜に家でビールを月に2回くらい飲んでもいい。
「今日は何もしなくてもいい」
そんな小さな許可を、自分に出せるようになってきました。
もちろん、まだ昼からビールを飲むことには少し戸惑います。
前よりは良くなりましたが、
「今日はまだやれることがあるんじゃないか」
そんな気持ちが出てくる日もあります。
でも、それでもいいと思っています。
何年もかけて身についた考え方は、一日では変わりません。
だから焦らず、少しずつ。
自分を責める時間を減らして、自分を許せる時間を増やしていきたい。
今の僕にとって「休む」とは、何かを頑張ることではありません。
何もしないで、ただ時間に身を任せること。
そんな休日を、少しずつ取り戻しています。
休むことの大切さを教えてくれた一冊
「休むことに罪悪感がある」
この感覚は、自分だけの問題だと思っていました。
でも、それは思い込みだったのかもしれない。
そう気づかせてくれた一冊があります。
西多昌規さんの
『休む技術』です。
精神科医である著者が書いた、「うまく休めない人」のための一冊です。
この本を読んで、一番印象に残ったのは、
「休むことは、さぼることではない。次に頑張るために必要な技術だ」
という考え方でした。
休むことに罪悪感を覚える理由。
うまく休めない人の思考パターン。
日本人が休み下手と言われる背景。
どれも分かりやすく書かれています。
僕はこの本を読んで、
「休めなかったのは、自分が弱かったからじゃなかった」
そう思えるようになりました。
休むことにも、ちゃんと技術がある。
そう考えられるようになってから、自分を責める時間が少し減った気がします。
働きすぎて休めなくなっている方や、
休日なのに何かしていないと落ち着かない方に、
テーマが重なる一冊です。
活字が苦手な方へ|Audibleなら耳で聴ける
「本を読む時間がない」
「活字が苦手で続かない」
そんな方に伝えたいことがあります。
今回紹介した『休む技術』は、Amazon Audibleでも聴くことができます。
僕がAudibleをおすすめする理由は、活字が苦手だからではありません。
疲れているときでも、無理なく学べるからです。
休みたいのに休めない。
そんな状態のときは、本を開くだけでも疲れてしまうことがあります。
だからこそ、耳で聴くという方法は負担が少ないと感じています。
散歩をしながら。
家事をしながら。
車を運転しながら。
何もしないで、ぼーっとしている時間に聴くのもいいと思います。
「ながら聴き」を続けていると、不思議と心も少しずつ落ち着いてきます。
今なら30日間の無料体験があるので、気になる方は一度試してみるのもおすすめです。
まとめ
頑張ることは、とても大切なことです。
でも、頑張りすぎると、休むことすらできなくなることがあります。
休日なのに何かしていないと落ち着かない。
昼からビールを飲むことに罪悪感を覚える。
それは意志が弱いからではありません。
頑張り続けた結果、「休んではいけない」という思い込みが少しずつ積み重なってしまっただけなんだと思います。
僕も料理人時代は、
休みの日まで仕事をしていました。
勉強をしていました。
成長することばかり考えていました。
でも今は、少しずつ考え方が変わってきました。
何もしない日があってもいい。
ぼーっと過ごす時間があってもいい。
休むことは、さぼることではありません。
自分を整えるための、大切な時間です。
もし今、
何かしなきゃと焦っている。
休んでいるのに落ち着かない。
そんな状態なら、一度だけ立ち止まってみてください。
今日は何もしない日。
そう自分に許可を出してみるだけでも、心は少し軽くなるかもしれません。
焦らなくて大丈夫です。
自分のペースで、少しずつ思考変換していけたら十分です。
この話が、あなたの何かの気づきや、
少し立ち止まるきっかけになれたら嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました😌
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