習慣を整えれば、人生が整う。
こんにちは。
元料理人、元電気工事士のシバゲンです。
今日は、気づけば13年間続いていた禁煙の話を書こうと思います。
昔の僕は、意志が強い人間ではありませんでした。
何度も禁煙に失敗して、
「どうせまた無理だろう」
そう思いながら始めた禁煙が、気づけば13年続いていました。
続けることが苦手な方や、
「自分は意志が弱い」と感じている方に、
少し力を抜いて読んでもらえたら嬉しいです。

昔の僕は、ヘビースモーカー
僕は20代の頃、絵に描いたようなヘビースモーカーでした。
1日2箱は当たり前。
最初の銘柄はマルボロの赤。
その後はマルボロメンソール、
最後はKOOLを吸っていました。
朝起きて一服。
ご飯を食べたら一服。
休憩中はコーヒーを飲みながら一服。
パチンコへ行けば、コーヒーを飲みながらマルボロの赤を吸う。
当時の僕にとって、それが最高の時間でした。
タバコは、生活の一部だったと思います。
今思えば、体に良いわけがありません。
でも当時は、そんなことを考えたこともありませんでした。
辞めようと思ったきっかけ① クリーンルームの現場
電気関係の仕事をしていた頃、
ある製薬会社の現場に入ることになりました。
そこで担当したのは、クリーンルームでの作業です。
入る前の準備が、とにかく大変でした。
作業着の上から白い防塵服を着て、
帽子、帽子の下にはネット、
マスク、保護メガネ、長靴、手袋を着用。
そのあとエアジェットでもう一度ゴミを払い落として、
ようやく中へ入れます。
もちろん、そのまま喫煙所へ行くことはできません。
タバコを吸いたくなったら、
一度防塵服や装備を外して喫煙所まで行き、
吸い終わったら、また全部着直して現場へ戻ります。
これだけで往復50分くらいかかっていました。
ほぼ昼休憩が終わってしまうくらいの時間です。
ゆっくり休憩もできません。
急いでタバコを吸って、
また防塵服を着て、
長靴を履いて、
現場へ戻る準備をする。
その時、ふと思いました。
「何してんだ、おれ」
あれが、人生で初めて
「タバコを辞めようかな」
と思った瞬間でした。
その現場が1か月ほど続いた頃には、
完全に心が折れていました(笑)
辞めようと思ったきっかけ② 社内の喫煙所がどんどん減っていった
当時、社内には喫煙所がたくさんありました。
休憩になると、
タバコを吸う人も吸わない人も自然と集まって、
コーヒーを飲みながら話をする。
そんな時間が当たり前でした。
でも、少しずつ環境が変わっていきます。
出向先の会社では、
最初は5か所くらいあった喫煙所が、
気づけば2か所まで減っていました。
現場仕事でも、
車関係の工場では建物ごとにあった喫煙所が次々と撤去されていきました。
タバコを吸うために、
喫煙所を探して歩き回る。
それだけで休憩が終わってしまうこともありました(笑)
一番遠かった現場では、
車を停めていた場所まで戻らないと吸えません。
タバコ1本吸うためだけに、往復1時間歩いたこともあります。
正直、
現場へ戻るのが嫌で、そのまま休んでいたくなることもありました(笑)
吸わない人は、その場でゆっくり休憩。
僕だけがタバコを吸うために歩いていました。
そんな生活を続けるうちに、
少し前まで僕よりヘビースモーカーだった人たちが、
次々とタバコを辞めていきました。
それが本当に驚きでした。
「もしかしたら、自分も辞められるのかもしれない」
そう思えるようになったのも、
環境が少しずつ変わっていったからだと思います。
禁煙は何度も失敗していた
それでも、なかなかやめられませんでした。
「今日からやめよう」
何度そう思ったか分かりません。
そのたびに失敗していました。
三日坊主どころか、
半日で終わることもありました。
一人でいる時は我慢できても、
友達や先輩に
「一本いる?」
そう言われると断れませんでした。
一本だけ吸って、
「今日は仕方ない」
そう思いながら、
気づけばコンビニで一箱買って帰る。
そんなことを何度も繰り返していました。
そして、いつも自分に言い聞かせます。
「最後の一本だけ吸ったら、やめよう」
禁煙中なのに、
「一本だけならノーカウント」
なんて、自分に都合のいいルールまで作っていました(笑)
でも、
その”最後の一本”が、
最後になったことは一度もありませんでした。
「最後の一本」のフィルターに日付を書いた日
ある日、
またいつものように
「今日からやめよう」
そう思いました。
でも心の中では、
「どうせ今回も続かない」
そう思っていました。
手元には、
最後の一本だけ残ったタバコ。
当時は禁煙するために、
少しずつ本数を減らして、
タールの低いタバコに変えていました。
最後に残ったのは、
フィルターが白いKOOLでした。
いつもなら火をつけて吸って、
またコンビニへ買いに行く。
そんな流れでした。
でも、その日は違いました。
なぜか火をつけず、
油性マジックでフィルターに
その日の日付を書いたんです。
特に理由はありません。
その場の勢いだったと思います。
彼女の前で
「今日から禁煙する」
そう言いながら書いたものの、
心の中では
「どうせまた吸うだろうな」
そう思っていました。
でも、
マジックで文字を書いたフィルターは、
なんだか汚く見えて、
火をつける気になれませんでした。
禁煙すると決めたというより、
「この一本だけは吸わない」
そんな小さな約束でした。
そのタバコは、自分の部屋のテーブルの上へ。
他には何も置かず、その一本だけを置いていました。
吸わないのに、
タバコを吸う時のクセで、
人差し指と中指で挟んでは眺める。
そんな毎日を繰り返していました。
ある日、それを見た当時の彼女が笑いながら言いました。
「本当にまだ吸ってないんだ(笑)」
その一言は、今でも覚えています。
気づけば、その一本を吸わない毎日が当たり前になっていました。
タバコをやめたら、パチンコとの距離も変わった
禁煙を続けるうちに、
少しずつ変わったことがありました。
それは、パチンコとの付き合い方です。
当時はまだ店内でタバコが吸える時代でした。
昔はあんなに好きだったタバコの匂いが、
禁煙を続けるうちに、本当に苦手になっていました。
「あんな臭い思いをしてまで、パチンコを打ちたくない」
そう思うことが少しずつ増えていきました。
この時は、まだ完全にはパチンコをやめていません。
でも、間違いなく禁煙がきっかけの一つだったと思います。
振り返ると、
禁煙を始めたことが、
少しずつ生活を変えていったんですよね。
13年続いて分かったこと
気づけば13年。
正直に言うと、
今でもタバコを吸いたいと思うことはあります。
でも、
ただ吸わないだけ。
タバコを吸っていない日が、
5,110日続いているだけです。
今でも月に1回くらい、
タバコを吸っている夢を見ます。
夢の中では、
タバコを吸いながらパチンコを打っています。
不思議なんですが、
夢の中では
「あ、もう禁煙はやめたんだ」
そう思っていて、
まったく違和感がありません。
そして朝、目が覚める。
「あれ……」
「そういえばタバコ吸ってたけど、あれは夢だったんだ」
そんなふうに、
現実と夢が少し分からなくなることがあります。
でも、
「あ、やっぱり吸ってなかった」
そう思うと、それで終わり。
後悔もしないし、
嬉しいわけでもない。
ただ、
「今日も吸ってなかった。」
それくらいなんです。
それが、今の僕の禁煙です。
禁煙してから読んで、答え合わせになった一冊
禁煙を続ける中で、
あとから読んで
「なるほど」
と思った本があります。
アレン・カー著
『禁煙セラピー』です。
この本を読んで驚いたのは、
僕が何となく続けていたことと、
考え方がすごく似ていたことでした。
例えば、
僕は最後の一本に日付を書いて、
毎日見える場所に置いていました。
今思えば、
あれは自分なりに
「吸うきっかけ」と向き合っていたんだと思います。
この本も、
精神力だけに頼るのではなく、
タバコとの向き合い方そのものを変えていく内容でした。
後から読んで、
「あのやり方でよかったんだ。」
そう思えた一冊です。
もし何度も禁煙に挑戦しているなら、
一度読んでみる価値はあると思います。
活字が苦手な方へ|Audibleという選択肢もある
本を読むのが苦手な方や、
読む時間がなかなか取れない方は、
Audibleで聴く方法もあります。
この本は、
タバコを吸いながら聴いてもいい。
そんな少し変わった考え方でも知られています。
僕も、その発想は面白いなと思いました。
耳で聴きながら、
少しずつ考え方が変わる人もいるかもしれません。
気になる方は、
無料体験から試してみるのも一つの方法です。
まとめ
気づけば、
タバコを吸わない日が5,110日続いていました。
でも、
特別なことをした覚えはありません。
最後の一本に日付を書いて、
ただ、その一本を吸わなかった。
それだけです。
今でも夢ではタバコを吸います。
それでも朝起きれば、
今日も吸っていなかった。
その繰り返しでした。
何をやっても続かなかった僕でも、
少しずつ変わることができました。
だからもし今、
「自分は意志が弱い」
そう思っている人がいたら、
最初の一歩は、
なんとなくでもいいと思います。
あの日、テーブルの上に置いた一本のタバコが、
僕の人生を少しずつ変えてくれました。
焦らなくて大丈夫です。
自分のペースで、少しずつ思考変換していけたら十分です。
この話が、あなたの何かの気づきや
少し立ち止まるきっかけになれたら嬉しいです🍀
ここまで読んでいただき、ありがとうございました😌
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