人生のターニングポイント|あの時の選択が、今の自分をつくった話

社会人2年目に出向へ挑戦し、人生のターニングポイントとなった体験を描いたアイキャッチ画像

習慣を整えれば、人生が整う。

こんにちは。
元料理人、元電気工事士のシバゲンです。

「あの時、違う選択をしていたら」

そんなふうに思ったことはありませんか?

僕もこれまでの人生の中で、
あとから振り返って「この選択で良かった」と思えた瞬間があります。

今日は「人生のターニングポイント」について、
自分の経験をもとに書いていきます。

入社1年目、理不尽さに悩んでいた頃の話は、
こちらに書いています。

社会人1年目、もう辞めたいと思っていた話|理不尽な指導と「残業した方が偉い」社風


あの時は気づけなかった選択の価値

その瞬間は、

「これが人生を変える選択だ。」

なんて思っていませんでした。

むしろ、不安の方が大きかったくらいです。

でも、あとから振り返ると、

「あれが人生のターニングポイントだったんだ。」

そう思える出来事があります。

人生って、その時には気づけないことの方が多いのかもしれません。


正社員2年目のポンコツだった頃

電気関係の仕事をしていた頃、
正社員2年目の僕は、まだまだ半人前でした。

少しずつ一人で現場を任されるようになりましたが、

相手先の担当者から

「この子で本当に大丈夫かな?」

そんな不安そうな表情を向けられることもありました。

当時は、まだスマホが普及していない時代です。

今のように写真や動画を送ったり、
テレビ電話で現場の状況を共有したりすることはできませんでした。

不具合が起きても、
電話だけで状況を説明しなければなりません。

でも僕は、それが本当に苦手でした。

電話では、

「お前は何を言ってるのか分からない。」

「伝え方が下手くそ過ぎる。」

そんなふうによく怒られていました。

一度、大阪の現場でトラブルが起きたときは、
電話ではどうしても状況を伝えきれず、

急いで会社まで戻って直接説明し、
また大阪の現場へ戻ったこともあります。

今ならスマホ一台で数分で済むことが、
当時は何時間もかかる時代でした。

そんな失敗を繰り返しながら、
毎日必死に仕事を覚えていました。

でも、不思議なことに、
現場で体を動かす仕事は好きだったんです。

一番つらかったのは、
社内で毎日同じ作業を繰り返している時間でした。

「このままでいいのかな。」

そんな気持ちが、少しずつ大きくなっていきました。


突然訪れた「選択の場面」

そんなある日。

会社で突然、会議が開かれました。

会議室には約40人の社員。

主任、係長、課長、部長、そして社長。

僕は、その中で一番年下でした。

「1年間、出向してくれる人はいませんか?」

その一言で、

会議室の空気が一瞬変わりました。

ざわ……

ざわざわ……

でも、誰も手を挙げません。

当然です。

出向先は、会社にとって大切な取引先。

しかも、大手企業との仕事も多く、

「会社の代表として行ってきてほしい。」

そんな役割を任される仕事でした。

責任は大きく、不安も大きい。

簡単に手を挙げられる話ではありませんでした。


恐る恐る手を挙げた理由

それでも僕は、

恐る恐る手を挙げました。

「このまま何も変わらない方が怖い。」

そう思ったからです。

もちろん、

すぐに出向が決まったわけではありません。

正直、

「今のお前ではまだ任せられない。」

そんな空気でした。

それでも諦めたくありませんでした。

その日から3か月間、

毎日電気の勉強を始めました。

勉強ノートを半ページだけ書いて、

毎日上司に提出する。

毎日ハンコを押してもらう。

たった半ページ。

でも、それを3か月間続けました。

どうしても、

「出向社員として認められたい。」

その気持ちだけで続けていました。

そして、その努力が認められ、

僕は出向社員に選ばれました。


環境が変わると、人も変わる

そこからの1年間。

そして結果的に2年間。

出向先では、社内では経験できないことを本当にたくさん経験させていただきました。

仕事内容も、それまでとは全く違います。

言われたことをこなすだけではなく、
自分で考え、自分で行動することが求められる毎日でした。

毎日が新しい経験の連続。

最初は戸惑うことばかりでしたが、
少しずつ考え方も変わっていきました。

仕事のことはもちろん、

社会のこと、会社のこと、そして人との接し方。

社内にいたままでは、一生学べなかったことばかりです。

あの2年間は、僕にとって人生の3分の1を学んだと思えるほど、濃い時間でした。

仕事だけではありません。

話し方や食事の仕方、車の運転中の気配りなど、
社会人として本当に大切なことも教えていただきました。

その経験は、今でも僕の財産です。

その時に学んだことは、
こちらの記事でも詳しく書いています。

▶ AIでは学べない3つのこと|出向先で気づいた、本当の仕事のマナー(近日後悔)


あの選択が今につながっている

今振り返ると、

あのとき勇気を出して手を挙げたことが、
今の自分につながっていると思います。

もちろん、当時はそんなこと考えていませんでした。

不安の方が大きかったし、

「本当にこれで良かったのかな。」

そう思うこともありました。

でも、あの一歩があったからこそ、
出向という貴重な経験ができました。

そして、その経験があったから料理人にも挑戦できた。

今こうしてブログを書いている自分もいます。

あのとき手を挙げたことは、間違っていなかった。

今なら、そう思えます。


あの日の答え合わせをしてくれた一冊

出向という大きな転機を終えて、しばらく経った頃。

自分の人生を改めて振り返っていた時に、
一冊の本と出会いました。

喜多川泰さんの

『運転者』

本を開いた瞬間の衝撃は、今でも忘れられません。

社会人2年目。

約40人が集まる会議室で、
誰も手を挙げなかったあの日。

不安を抱えながらも、

「このままじゃ嫌だ。」

そう思って手を挙げたこと。

そして、認めてもらうために
3か月間、毎日勉強を続けたこと。

その時の記憶が、一気によみがえりました。

そして思ったんです。

「あれ……これ、僕がやってきたことと同じだ。」

本を読んで新しい考え方を知ったというより、

今までの自分の経験が、一つにつながった感覚でした。

「あの日の出向は、
人生を変えるチャンスだったんだ。」

そう腑に落ちた瞬間でした。


チャンスはチャンスの顔をしてやってこない

作中で、不思議なタクシー運転手が放った言葉が、
今でも僕の心に一番深く残っています。

「チャンスは、最初はチャンスの顔をしてやってこない。
大変なこと、面倒なことの顔をしてやってくる。」

この言葉を読んだ瞬間、
「やっぱりそうだったんだ。」と、心の底から腑に落ちました。

あの日、もし募集された内容が、
「誰でもできる楽で美味しい仕事」だったら、
きっと経験豊富な先輩たちがすぐに手を挙げていたと思います。

僕みたいな社会人2年目のポンコツに、
そのチャンスが回ってくることはなかったはずです。

でも実際に僕の前に現れたのは、
誰もが「大変そう」「責任が重そう」と感じる出向の話でした。

だからこそ、
僕にも挑戦するチャンスが巡ってきたんだと思います。

この本を読んでからは、目の前に大変そうな話が来るたびに、

「またチャンスが変装してやってきたな。」

そう思えるようになりました。

もちろん、不安がなくなったわけではありません。

それでも、昔より一歩踏み出しやすくなりました。

『運転者』は、新しい考え方を教えてくれた本というより、
僕自身の人生を答え合わせしてくれた一冊です。

人生の選択に迷っている人。

今まさに、大変そうな挑戦を前に悩んでいる人。

そんな人に、ぜひ読んでほしい一冊です。

『運転者』を見てみる


活字が苦手な方へ|Audibleなら耳で聴ける

「本を読む時間がない。」

「活字が苦手で最後まで読めない。」

そんな方には、Amazon Audibleもおすすめです。

『運転者』はAudibleでも聴くことができます。

通勤中や家事をしながらでも楽しめるので、
まとまった読書時間が取れない方にもぴったりです。

僕は今回、本で読みましたが、

「活字が苦手な方でも、この物語に触れられる方法がある。」

と思い、Audibleも紹介したいと思いました。

今なら30日間の無料体験もあるので、
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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まとめ

あの日、勇気を出して手を挙げたこと。

その一歩が、今の僕につながっています。

もちろん、当時は

「これが人生のターニングポイントになる。」

なんて思っていませんでした。

ただ、「このままじゃ嫌だ。」
その気持ちだけで動いただけです。

でも今振り返ると、
あの選択が人生を少しずつ変えてくれました。

チャンスは、チャンスらしい顔ではやってきません。

不安や迷い、大変そうな出来事の姿をして現れることもあります。

だからこそ、もし今あなたの前に、

「少し怖いけど、やってみたい。」

そう思える選択があるなら、
その気持ちを大切にしてみてください。

その小さな一歩が、数年後には人生のターニングポイントだったと、
思える日が来るかもしれません。


焦らなくて大丈夫です。

自分のペースで、少しずつ思考変換していけたら十分です。

この話が、あなたの何かの気づきや
少し立ち止まるきっかけになれたら嬉しいです🍀

ここまで読んでいただき、ありがとうございました😌

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